Home > こころの日 > こころの健康講座 > 両親と同居している息子夫婦の場合
Bさんは妻と自分の両親と同居しています。Bさん夫婦は仕事をしているため、日中は両親が二人だけで生活しています。ある日、父が入院したため、母は一人で過ごすようになりました。ところが、母は近所の人と茶飲み話をしながら「嫁が私の金を盗った」「食事を食べさせない」と悪口を言っているうちに、近所の人とトラブルを起こすようになりました。
近所の人が心配して「あまり深刻な状態になる前に、お母さんを専門機関に連れて行ったほうが良いんじゃない?」と勧められるようになりました。
どうして母がこのような状態になったのか、Bさん夫婦は戸惑っています。一方で何とかしなければという思いもあります。二人とも仕事もあり、間もなく退院する父の介護のこともあります。いろいろなサービスがあることも知っているのですが、何をどうしたらいいのかわからず、不安を抱えながらも日々が飛ぶように過ぎていきます。
そもそも母は、人の言うことをまったく聞かないので、素直に病院に連れて行きたいとも言えないし。この状態がずっと続くかと思うとやり切れません。
Bさんは思い切って病院や市役所に電話しました。すると住んでいる地域の医療機関や相談窓口を教えてもらうことができ、早速問い合わせてみました。その後は、母が利用できるサービスが見つかりました。サービスを利用するうちに母も落ち着き、Bさんは安心して自分の時間を持てるようになりました。
食事をしたことを忘れる、性格が以前と変わった、急にトラブルを起こす、徘徊をするなどの問題行動があるときは、病気の場合がありますので、医療機関を受診しましょう。
本人が行きたくないと断固拒否をしても、症状や生活ぶりを知っている人がケアマネージャーなどの専門職が在籍する包括支援センターに相談すると対応してくれます。最寄りの包括支援センターは、役所や役場で教えてもらえますので、遠慮なくご相談なさってください。


